
映画「誰も知らない」見てきました。カンヌ映画祭出展作品として、注目を浴びたせいもあってか、ここボストンでも上映中です。Kendall Squareにある、ドキュメンタリーとか、マイナーな映画を上映している劇場でやってます。
さて、友人Tのサイトで、この映画の元になった
実話を読んでから観たのだが、実話がかなりショッキングなので、映画がどこまで忠実に描写しているのかが、かなり気になっていた。しかし、実際観て、実話で感じたショッキングな感情はそれ程なかった。確かに、母親に見捨てられ、4人の子供が苦しい中、悲惨な思いをして生活をしなくてはならない辛さ、空しさ、切なさが伝わって来たが、実話での出来事に忠実では無かったので、ショックをそれ程受けず映画が終わってしまったような、少し煮え切らないところがあった。しかし、実際に起こった事件があまりにも悲惨なので、それを1つ1つ細かく再現するのは無理だとは思う。
映画自体は、とても自然で上手くできていると思う。子供達の演技など、無理なところが全くなく、屈託のない笑いや、日常で本当に自然に出るような態度がよく撮れていてよかった。僕が一番印象に残っているのは、「いつかモノレールに乗ってユキに飛行機を見せてあげたい」と、頭上のモノレールを見上げながらユキの手をつないで言うシーン。結果的には、とても悲しい形で飛行機を見せてあげる事になるのだが、そのシーンも心に残っています。
今考えると、アキラが毎日買出しに行っている姿や、水を汲みに言っている姿、妹弟をみる姿、ひたむきに生きようとする姿がとても印象的です。挿入歌の「宝石」も、とても印象的です。